司法書士補助者の仕事で一番大切なのが、パソコンを使った申請書作成業務になります。事務所にいる間はほとんどパソコンの前に座っていて目薬が手離せないです。
では、実際にパソコンでどんな作業をしているのか、司法書士事務所で働くにはどこまでのスキルが求められているのか気になりますよね。
実務で働く上で必要なパソコンスキルは、キーボードが打てる事、Excel、Wordの基本的な知識があれば問題なく業務を遂行していけますよ。
今回は、司法書士補助者のパソコンスキル事情、身につけておくべきスキルを紹介しますね。
申請書作成どのようにして作成しているの?
司法書士事務所のメインの申請書作成業務ですが、この申請書を作成するのにどうして
作成しているかといいますと、司法書士専用のソフトがありまして、そのソフトを使用して申請書を作成しているんです。
私が働いている事務所は、サンポローニアというソフトを使用して作業をしています。
このソフトを使って不動産登記、法人登記、相続登記、会計、ネット謄本の取得とすべての作業を行っています。
私たちは、このソフトに必要な情報、住所、氏名、債権額等を入力して申請書を作成しているので、文字を入力できれば申請書は作成することができます!Excelのマクロのスキルや、Wordの特別なスキルは必要ないんです。
最近ではQRコードで一部情報が入力できるようになったので、読込機をQRコードに「ピッ!」と当てれば簡単に必要な情報を入力してくれます!
昔はすべての情報をキーボードで入力してたので、おっちょこちょいな私は上司から修正のやり直しを言われていました。
その他のソフト
司法書士専用のソフトは、いくつかの会社が提供しているので事務所ごとで使用しているソフトは違うと思います。
私が勤めている事務所はサンポロー二アを使用しいますが、他には「権(ちから)」「司法くん」といったソフトがあります。「権」は昔少し使っていたことはあるのですが、どのソフトもおそらく基本は同じだと思います。
申請書には基本の書式が決まっているので、その書式に沿って作られていると思いますので、使い勝手が違うぐらいだと思います。
今はオンラインの申請が法務省から強く推奨されているので、法務省のシステムもあるんです。
一人で事務所を切り盛りされている司法書士の先生は、法務省のシステムを使用されている方も多いと思います。
販売されているソフトって高いので、簡単には買えるものではないみたいです。
補助者が勉強しておいた方いいスキルは?
司法書士事務所で働く上で、必要なスキルはパソコンのスキルよりも、やはり専門的な知識を習得しておく必要があります。
特に、申請書の書式を勉強しておくことはお勧めします!
申請書には決まった書式があり、その書式が頭に入ってないと専用のソフトがあっても何の情報を入力したらいいか分からないですし、どの書式を選んで入力をすればいいか分からないです。
登記を申請する際には、添付する書類も決まっていますので、何の書類が必要かも覚えておく必要があります。
事務所に入ってから先輩達に教えてはもらえるのですが、忙しい事務所だとゆっくり教えてもらえる事もできないですし、とても聞きずらいです。自分で最低限は勉強しておいた方が仕事がしやすいと思います!
覚えておくべき書式、必要書類!
申請書の書式は沢山あるので、司法書士試験を受けるのであれば覚える必要があるのですが、仕事をする上では、よく使う書式と基本の必要書類を覚えておけば大丈夫かなと思います。
所有権移転登記(売買)、所有権保存登記、住所変更登記、抵当権抹消登記、抵当権設定登記、相続登記、まずはこの6種類の書式を覚えておけば大丈夫です。
覚えておく箇所は、登記の目的、登記の原因、権利者、義務者は誰にあたるのか、書類は何が必要なのか。
権利書が必要か。印鑑証明書、住民票はいるかどうか、あとは登録免許税の計算方法を覚えておくことですね。
この辺りを事前に勉強しておくと仕事がしやすいですし、事務所に就職してたら「おっ、出来るな!」と思ってもらえること間違いなしです!
まとめ
司法書士補助者として働く上で勉強をしておいた方がいいスキルは何でしょうか。
デスクワークではほとんどがパソコン作業になるので、パソコンの入力ができることは必須です。
できれば、基本的なExcel、Wordの操作はできておいた方が何かと役に立つと思います。
専門知識はパソコンスキル以上に勉強されておくことをお勧めします。
よく使う申請書の書式、所有権移転登記・住所変更登記・抵当権抹消登記・抵当権設定登記、最低この4つの書式のひな型は目を通しておいてほうがいいでしょう。
あと、それぞれの登記申請の際に必要な添付書類は何かも勉強しておかれるといいと思います!
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