司法書士補助者の仕事内容は？激務なの？

司法書士補助者の仕事ってどんな内容の仕事をしていのか気になりますよね。
簡単に言うと司法書士のサポートをするお仕事になります！
今回は、司法書士補助者の仕事の内容、実際働くと激務なのかの実情を紹介していきます。

司法書士補助者の仕事内容

司法書士事務所の主な内容は、不動産を購入された時、銀行からお金を借りられた時にする不動産登記。
ご家族が亡くなられた時にする相続登記。会社設立の設立や役員の変更の際にする法人の登記業務になります。
一生に一度ぐらい司法書士の方と関わるのではないかなと思います。

補助者の仕事内容は凄く幅広いです。司法書士のサポートなので事務所内のあらゆる仕事をこなしています。
長年働いておられる方は司法書士よりも事務所の事を知っておられると思います！

補助者の仕事１　書類作成

補助者の仕事の占める割合で多いのが書類作成です。法務局に申請するには申請書を作成しないと
いけないので、申請書の業務が圧倒的に多いです。住民票や印鑑証明書をみて住所や名前を記載していくの
ですがとても細かい作業です。

私も忙しい時は申請書を朝から晩まで作成していました。完成した申請書を司法書士に確認してもらうのですが、
間違いがあれば修正しないといけないので「はぁ～」溜息が出ることも幾度となくありました。
その分登記が完了した時は安堵とやり遂げた感は凄くあります！！

書類作成の中には、申請書だけでなくお客様に署名捺印してもらう書類も作成しなければなりません。
委任状や登記原因証明情報などがあります。申請書と一緒に法務局に提出書類になります。

補助者の仕事２　法務局回り

書類作成の次に大事な業務が法務局に行く仕事になります。法務局に行って何をするの？と思われる方も
いらっしゃると思います。

法務局に行く一番の目的は申請書を提出しに行くことと、完了した登記の書類を回収しい行く事です。
しかし、現在はオンラインで申請することができるようになり、登記が完了した後の書類も郵送での対応が可能
になりましたので、昔から比べると法務局に行く頻度は減ったかなと思います。

私が働きだした１０数年前は、オンライン化がまだ出来てなかったので、１日中法務局回りの仕事をしていました。
京都、大阪、神戸の法務局を一日で巡るなんて事もありました。夕方事務所に戻ってきたら足がパンパでした。
オンライン化が整っていない頃は書類作成よりも、法務局回りの占める割合が多かったですね。

補助者の仕事３　電話業務

補助者としての経験が長くなってくると、不動産業者や金融機関との打ち合わせの連絡業務に携わることも増えてきます。
ほとんどの司法書士事務所では不動産の売買による登記業務をされている所が多いです。

不動産の取引に案件では、不動産業者と事前に詳細を打ち合わせる必要があります。またローンを組んで不動産を
購入される方は銀行との連絡業務も必要になってきます。この連絡業務で聞き間違い等があると当日取引が出来ない！！
という事もあります。

取引が出来なければその日不動産を購入したかった人が購入できないという事態にもなってしまします。
怖い事態ですよね。　電話業務の際は慎重にやり取りしています。

その他、役所に行って書類を取得しに行ったりなどの仕事もあります！

補助者の仕事は激務なのでしょうか？

１０数年間実際に働いての率直な感想は、肉体的にも精神的にも大変な仕事だと思います！
法務局に行ったり銀行に書類を届けたり役所に行ったりと一日中外回りの仕事が多いので体力がかなり必要に
なってきます。

電話業務では、お客様や不動産業者や銀行のやり取りで神経をつかいますし、申請を間違えると一大事になりますので、
いつでもピリピリした気分でいることが多いかなと思います。
日にちが決まっているので、忙しい時は夜中まで残業する事もあります。

事務所にもよりますが、司法書士の先生の性格によっては凄く気を遣う場合がありますよね。神経質だったり、怒りやすい
司法書士の先生だと関係を築くのは大変かなと思います。
私が働いている事務所の司法書士は気さくで柔軟に対応してもらえるので、職場環境的には働きやすいです。
仕事内容は細かい作業が多いので大変です。

まとめ

補助者の仕事は大きく分けて３つあります。

１．書類作成（申請書作成・委任状等の署名捺印をもらう書類）
２．法務局回り（申請書の提出・登記完了書類の回収）
３．電話連絡業務（不動産取引関係者との事前の打ち合わせ）

補助者の仕事は激務なのか。

・激務です！！　権利の取得喪失に関わる内容なので神経を使いますし、一日外回りで終了という日もあります。
　忙しい時は夜中まで働く事もあります。「ありがとう」と言われる事は少ないお仕事かもしれないですね。
　司法書士の仕事に興味がある方や、法律が好きな方は楽しいお仕事かもしれないです。

１０数年間働いてきて来られたのは、法律に興味があって面白かったからかなと思います。